3月に入り、気温も20度近くまで上昇し、春らしい穏やかで暖かい日となりました。
動くだけでも暑さも感じるほどの陽気です。
いつものように現地集合の参加者と合流し、作業を開始です。
今回も剪定作業をメインに実施しました。大部分が剪定が完了しているこちらの畑ではありますが、
ブルーベリーに取ってよりよい生育環境を整えるために細かい微調整を行い、最後の仕上げ作業です。

皆さん黙々とブルーベリーの樹と向き合いそれぞれのペースで作業を進めます。

皆様のご協力のおかげで、今回の作業で剪定を無事に完了することができました。
ありがとうございます。
現在、畑は落葉したブルーベリーの樹が並び、やや寂しい風景ですが、冬の澄んだ空気のおかげで、
榛名山(写真左)や小野子山(写真右)がくっきりと見え、美しい景色が広がっていました。
この冬の風景も、あと1~2ヶ月もすれば大きく様変わりすることでしょう。
春の訪れとともにブルーベリーも芽吹き、畑全体が生命力に満ちた緑へと変わっていきます。
これからの季節の移り変わりがますます楽しみです。

場所を移動し、昨年末に移植したブルーベリーの様子を確認しに伺いました。
この畑は段々畑で、日当たりの良い環境です。枝の状態を確認すると、枯れているものもあり、
あまり良好な状態とは言えませんでしたが、一方で元気よくシュート(主枝から勢いよく伸びる枝・ヒコバエ)が伸びていたり、ぷっくらと花芽をつけているものも見られました。
勢いよく伸びているシュート(主枝から勢いよく伸びる枝・ヒコバエ)

枝先に花芽が咲いています。

こちらの畑でも軽く剪定をし、ブルーベリーに水やりを行いました。
ここでブルーベリーの冬場の水やりの注意点。
特に休眠期の冬場は適切な管理が重要です。
休眠期のブルーベリーは水分の吸収が少なくなるため、成長期のように頻繁に水を与える必要はありません。
そのため、水やりの間隔を通常より長めにし、過剰な水分を避けることが大切です。
また、冬の朝晩は気温が低く、水を与えると凍結してしまう恐れがあります。
特に寒冷地では、根の周りの水分が凍ることで根が傷んでしまう可能性もあるため注意が必要です。
理想的なのは、気温が上昇する正午前後の時間帯に水やりを行うこと。
水が凍るリスクを減らし、ブルーベリーにとって適切な水分補給ができます。
その後、別の畑に移動し、白菜の収穫を行いました。今回は片付けも兼ねての収穫だったため、
根ごと抜き取り、鎌で根を刈る形で作業を進めました。
外側の葉には虫食いが目立ちましたが、中の実はずっしり、美しい白菜の形をしていました。
軽く揺すっただけで抜けました。


鎌で白菜の根を切り落とします。

こぶりな白菜ではありますが、実はずっしり詰まっており美味しそうです。

また、地面に敷いてあったマルチシートをきれいに剥がし、整地作業も実施。スムーズに剥がれるため、
気持ちよく作業が進みました。

作業途中、こちらの畑で福寿草を発見!
昨年も同じ場所に咲いていたので、今年もまたこうして姿を見せてくれたことに嬉しさを覚えます。
一見すると可憐で美しい花を咲かせますが、実は毒があるため注意が必要です。
特に新芽は食用の「ふきのとう」に似ているとされており、
誤って口にしてしまうと中毒症状を引き起こす危険があります。
触る分には問題はないので、怖がらずに。

場所を移動し時間となったところで全ての作業を終えました。
今回収穫した白菜は参加者の皆様に持ち帰っていただきました。
参加者からは、「最近は野菜の価格が高騰していて、スーパーでも白菜が高くてなかなか手が出しにくい状況なので、こうして自分たちの手で収穫したものを持ち帰れるのはとてもありがたい」といった喜びの声が聞かれました。
現地集合の方と解散し、いつものように
ばんどうの湯で疲れを癒やし帰路につきました。
参加者のみなさま。大変お疲れ様でした!!