2025年6月7日(土)臨時活動レポート
ここ1〜2か月ほどは週末になるたびに雨模様が続いていましたが、
活動日当日は久しぶりに晴れ間ものぞく、まるで初夏を思わせるようなさわやかな一日となりました。
道中も渋滞なくスムーズに進み、予定どおり現地に到着。
いつものように軽く自己紹介を済ませた後、さっそく作業に取りかかりました。
さつまいも苗の植え付け(よいおやさい管理畑・北上野圃場)

まずは、前回の定例活動で雨の中400本植えたさつまいもの苗(ベニはるか)の続き
残りの400本(ベニアズマ)の植え付け作業です。今回の作業は天候にも恵まれ、
前回とは違い土が適度に乾いていたため、作業がしやすい環境でした。
最初に行ったのは畝立て。田引き車で畑に紐を張り、その目印に沿って天鍬で溝を掘っていきます。
初めて体験する方からは「思った以上に力が必要で、真っすぐ掘るのが難しいですね」といった声も。
参加者で経験者の方やシルバー人材様の方が自然とサポートに入り、教えて頂きながら作業が進みました。
溝を掘り終えたら、レーキで畝を平らに整え、マルチシートを丁寧に被せていきます。
黒いビニールをピンと張り、中心の印が畝の真ん中に来るように注意を払って
足で押さえつけながら、土をかぶせて固定していきました。



今回も苗は「斜め植え」で行いました。
ちなみに、黒マルチシートを敷くのには、以下のような理由があります。
・雑草防止
・水分の保持
・地温の上昇
・土壌の流出阻止
これらの効果によって、さつまいもの生育にも大きなメリットがあります。
昔は「藁(わら)」が使われていましたが、
現在ではより効率的なビニール製のマルチシートが主流です。
皆さんの協力のおかげで、
午前中のうちに予定していた400本の植え付けを無事に完了することができました。
ありがとうございます!

里芋の苗植え(よいおやさい管理畑・勝保沢圃場)

午後は場所を移し、新たに管理することになった勝保沢圃場で、里芋の苗を植えました。
こちらの畑はシルバー人材センターの皆さんが事前にトラクターで耕してくださっていました。
最初は田引き車を使わずに溝を掘っていましたが、
「まっすぐ掘っているつもりでも曲がってしまう!」という声が。
やはり道具の力は偉大ですね。


その後は田引き車を使用し、作業は一気にスムーズになりました。
芽が出ている方を上にして、親芋を等間隔に配置し、畝ごとに大きさを分けながら植えていきました。
この親芋は、前年の収穫で残しておいたもの。何代にも渡って受け継がれてきたもののようで、
なんだか感慨深くなります。
里芋は親芋から子芋、孫芋へとどんどん広がっていくため、「子孫繁栄の象徴」とも呼ばれているそうです。
土を両端からしっかりかぶせて、里芋の植え付け作業も無事に終了。
1時間もかからずに終えることができました。ありがとうございます。



雑草取り(湧玉圃場)
その後は再び移動し、湧玉圃場で雑草取りを行いました。
こちらの畑には
とうもろこし、ビーツ、水菜、春菊、ブロッコリー、大根など、
さまざまな野菜が植えられていますが、その周りにはスギナがびっしり。
畑の緑よりスギナの緑が目立つほどです、

実は、スギナは「ミネラルの宝庫」とも言われており、
カルシウムやカリウム、ビタミン類など栄養豊富な植物ではあり、お茶として飲まれることもあるそう。
でも、畑にとってはやっかいな雑草です。特に根が深く広がるため、一度生えると手ごわい存在。
皆さんで力を合わせて一本一本取り除いていき、畑は見違えるようにすっきりしました。
ありがとうございます。

作業の終わりには、お土産もたくさん。
水菜、春菊、ふき、玉ねぎなど、旬の野菜も盛りだくさんです。
今回は、久々の晴れ間ものぞく中での作業でした。
さつまいもや里芋の植え付け、雑草取りなど、季節の移ろいを感じる一日。
自然の中で汗を流しながら、心も体もリフレッシュできました。
帰りは、いつものようにばんどうの湯で疲れを癒やし帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でした!!!!