2025年2月1日(土)耕作放棄地再生PJ活動レポート
先週まで暖かい日が続いていましたが、
寒気が入り、活動当日は赤城おろしの風が強く吹く、肌寒い一日となりました。
それでも寒さに負けず、現地集合した皆さまと合流し、活動開始です。
ブルーベリー畑での剪定作業
午前中は、よいおやさい管理ブルーベリー畑にて剪定作業を行いました。
こちらの畑の剪定は、3/4は終えており、残りの1/4部分を参加者の皆さんと剪定していきます。
実は、ブルーベリーには大きく分けて「ハイブッシュ系」「ラビットアイ系」「ローブッシュ系」の3つの系統があり
今回、主に剪定を行うのは畑の端に植えられているラビットアイ系のブルーベリーです。

ラビットアイ系の品種の全体的な特徴として、樹勢が強く、収量も見込めます。
生長が旺盛で、ハイブッシュ系と比べると樹高が高くなり、横にも大きく広がります。(写真参照)

写真のように、コンテナに乗って作業しなければならないほど勢いよく上へ伸びています。
その高さは推定2m30cmほどあります。

ハイブッシュのように全ての葉は落葉していません。

一方、同じ畑内に植えられているハイブッシュ系のブルーベリーの様子。
すでに落葉が進み、剪定後も多くの古枝が残っている状態でした。

こんなに剪定してしまっても大丈夫だろうか?」と不安になるほど大胆に枝を切り落としました。
ですが、心配はいりません。実は、この程度の剪定でも、しっかりと実がつき、元気に育ちます。


太陽光パネル下のブルーベリー畑の視察
午前中の作業を終えた後、午後は今年から新たに管理予定の太陽光パネルの下で育てるブルーベリー畑の
視察へ向かいました。場所は赤城IC近く、高速道路沿いの人通りが少ない静かなエリア。
日中はまだ明るさがありますが、夜は真っ暗になりそうな環境の場所です。

畑には昨年植えたばかりのブルーベリーが並び、ピンクのシールが貼られています。
大きさ的に一年生の苗木でしょうか?

「IOTで稼働中」の看板。

太陽光パネルの下でブルーベリーに限らず、作物は日照時間の影響を受けやすいため、
太陽光パネルの下という特殊な環境でどのように育つのか、今後の成長が気になるところです。
継続的な観察と適切な管理が求められます。
「無事に育ってくれるかな?」と心配しながらも、未来の豊かな収穫を願い、期待を込めて畑を後にしました。
その後、別の畑に移動し、ほうれん草畑の草むしり、ブルーベリーの剪定
さらに白菜や長ネギの収穫を行いました。
こちらのブルーベリー畑は管理を始めて3年目。まだ成長段階ではありますが、
これまでの参加者の皆様のおかげ少しずつ樹勢が強くなってきているのを感じます。

こちらは、ほうれん草畑の雑草。
間違えて、ほうれん草を取り除かないように慎重に取り除きます。

ほうれん草畑
ビフォー・アフター写真。
白菜は虫食いが激しく(無農薬で育てているので仕方がない部分もありますが)
葉が大きく育ちきらなかったものも見られました。
また、長ネギは白い部分が思ったより短く、土寄せのタイミングや方法に改善の余地がありそうです。
これらの課題を踏まえ、次のシーズンに向けて栽培方法を見直し、試行錯誤を重ねながら改善していきたいと思います。
寒くなり、周囲も暗くなり始めたため、早めに作業を切り上げました。
その後、現地集合の方とは解散し、東京(和光市駅)出発組は、いつものように、
ばんどうの湯の温泉で疲れを癒やし帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でした。
ありがとうございました!