ブルーベリーの葉もすっかり赤く染まり、畑の景色も秋の装いに変わってきました。
現地に到着後、別の畑(湧玉圃場)へ移動し、さっそく作業を開始です。

にんにくの植え付け作業 & 長ネギ畑雑草取り
今回のメインは「にんにくの植え付け」と「長ネギ畑の雑草取り・土寄せ」。
まずは、にんにくを植える畝づくりからスタートです。

天鍬(てんぐわ)を使い、田引き車でまっすぐに引いた線に沿って土を掘り起こしていきます。

両端にも同じように溝を作り、畝の形を整えたら黒いマルチシートを広げながら
二人で両端を持ち、シワが寄らないように足で軽く押さえながら、
掘った溝に土をかぶせて固定していきました。

その間に、他のメンバーはにんにくの準備。
今回は、外皮をむいたものと、皮付きのままのものの2種類を用意。


マルチシートにあらかじめ開けておいた指先ほどの穴に
芽が出る方を上にして植えていきます。深さはおおよそにんにくの2倍ほどが目安。




ひとつひとつのニンニクを丁寧に植え付け、無事に作業を終えました。
今回の植え付けからおよそ8か月後、翌年の6月頃が収穫の目安となり
寒い冬を越えて根をしっかり張ることで、春先に一気に成長するようです。
外皮をむいて植えると発芽は早まるそうですが、乾燥や病気に弱くなるため
今回は「皮付き」と「皮なし」を植え分けたので
生育の違いを観察してみることにします。

つづいてネギ畑の雑草取り。
雑草の中には、なぜだか一見すると野菜のような葉をつけた種類も多く混じっていましたが、
ネギは形や香りで見分けがつきやすく、思い切って雑草を抜くことができました。

今回は常連の参加者が多く、
慣れた手つきで除草を進めてくださいました。


雑草でいっぱいだったネギの周りがすっきりときれいに。
雑草取りのあとは、そのままネギの土寄せの作業へ。
成長してきたネギの根元に土を寄せることで、風による倒伏を防ぎ、
白い部分(軟白部)をより長く育てる効果があります。


天鍬を使いながら、株の両側からやさしく土を寄せてかけていくと、
ネギがキレイと立ち並び、見た目にもこれぞ「ネギ畑」という美しい仕上がりになりました。


里芋の試し掘り
その後は、場所を(勝保沢圃場)移動し、里芋畑で試し掘りを行いました。
まず、鎌で茎の部分を刈り取り、その後スコップで里芋の株、周辺を土を掘り起こしながら
もう一人が里芋の株を両手で支えて引き上げていきます。

里芋は親芋を中心に、子芋や孫芋がびっしりと固まっており、
また、根が下方向に広がっているため、なかなかの力仕事。
掘り上げた株を見てみると、まるで映画に出てくるモンスターのような迫力でした。
出来栄えも良さそうですので、次回の活動で収穫できそうです。


仕込み作業
午後は、代表の「せっかくなら、採れた野菜でカレーを作って皆さんに食べてもらいたい」
という思いから生まれた発想で、
次回の活動で提供予定のカレーに使う野菜の仕込み作業を行いました。
収穫したての玉ねぎ、じゃがいも、里芋、さつまいも、そして人参を
水で丁寧に洗い、皮をむいて食べやすいサイズにカット。
それぞれを定量ごとにジッパー袋へ分けて冷凍保存の準備をしました。


いつもの畑仕事とはひと味違う作業に、参加者の皆さんも新鮮な様子で、
「たまにはこういう作業もいいですね」という声も。

また、代表が畑のそばにある柚子の木から収穫したばかりの実を使い、
自家製の柚子胡椒を仕込みました。
青唐辛子と柚子の皮が混ざり合うたびに、爽やな香りがあたり一面に広がり、
その香りに誘われて、参加者の皆さんも興味津々。
「どうやって作るんですか?」と代表に作り方を尋ねる姿も見られました。
(※肝心の写真を撮り忘れてしまいました…すみません。)
予定していた分の仕込みもすべて無事に終わり、これで本日の作業は終了。
今回のお土産は、「自家製柚子胡椒」「里芋」「長ネギ」「ゆず」。
寒さが少しずつ近づく季節にぴったりな、冬の訪れを感じるラインナップとなりました。
時間となり現地集合の方とは解散し
東京組(和光市駅発)はばんどうの湯で疲れを癒やし帰路につきました
参加者のみなさま大変おつかれさまでした!!
ありがとうございました!
