2025年6月15日(日)法政大学ボランティア農業企画第4弾活動レポート

今回で4回目となる法政大学ボランティアセンターさまの日帰り農業ボランティア企画。

2日前までは雨の予報が出ており、無事に実施できるかどうか不安もありましたが、
当日の朝8時ころまで降っていた雨も次第に止み、作業を始める頃には空が明るくなり
一気に日差しが強く感じる夏のような陽気の中スタートしました。

道中も渋滞はなく、順調に渋川に到着。さっそく作業に取りかかりました。

午前中はよいおやさい管理畑でのじゃがいも畑の雑草取りから始まりました。
今回は1〜2年生の初参加者が多く、農作業が初めてという方がほとんどでした。
それでも皆さん、慣れない手つきながらも一生懸命雑草を取り除き、
汗を流しながら無心で作業に取り組んでいました。
同時に、カブとラディッシュの収穫も行いました。

昼食の時間となり
先ほど収穫したばかりのカブとラディッシュで作った浅漬け
今朝掘りたてのじゃがいもと玉ねぎを使ったヴィシソワーズ
今朝収穫したばかりの春菊と水菜の新鮮なサラダを用意し、カレーと一緒に味わっていただきました。
(写真を撮り忘れてしまいました。)
採れたての野菜の美味しさをふんだんに楽しんでいただけたひとときとなりました。

午後は地元農家さんの畑に移動し、昨年末に植え替えたネギ畑の雑草取りを行いました。
日差しがある中での作業でしたが、人数が多い分作業はスムーズに進み、
畑はすっきりときれいになりました。

前回の第3弾企画時でのネギ↓(2024年12月15日撮影)
雑草なのかと見間違えるくらい小さいです。

2025年6月15日のネギ↓
こんなに大きく立派に成長しました。

作業後には農家さんへの質問タイムがあり、学生たちは真剣な表情で話に聞き入っていました。
「この時期は朝4時から作業を始めている」というお話には、
「えっ、そんなに早いんですか?」と驚きの声も。

また、「一番やりがいを感じるのはどんなときですか?」という質問には、
農家さんが「一年間手をかけて大事に育ててきたブルーベリーを、一番最初に自分で食べる瞬間だね」と
答えてくださいました。その言葉から、大変な作業の積み重ねの先にある喜びの大きさが伝わり、
学生たちもその思いに共感し、農業のやりがいの深さを実感している様子でした。

出荷に関するリアルなお話も伺うことができました。作物を直売所に出す場合は、
朝に持って行き、その日のうちに売れ残った分は持ち帰らなければならないとのことでした。
一方、農協に出荷する場合はそうした持ち帰りの手間がなく、
販売方法によって手間やリスクが大きく異なることを学び、学生たちにとって流通の現実や
農業の大変さを実感する貴重な機会となりました。

そのほかにも、学生たちの素朴な疑問や質問にも、農家さんはひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。現場でしか聞けない生の声に触れ、学生たちは多くの学びと気づきを得ることができたと思います。

今回お世話になった農家さんに感謝の気持ちを込めてお礼をお伝えし、その場を後にしました。
その後は、午前中に作業をした畑に戻り、雑草取りの続きに取りかかりました。
皆で協力しながら作業を進め、畑はさらにすっきりと整っていくのが目に見えてわかり、
達成感のある時間となりました。

また、今回参加してくださった学生の皆さんへのお土産用として、じゃがいもの収穫も行いました。

最後によいおやさいの小室のブルーベリー畑に移動し、
実り始めたばかりのブルーベリーを試食しました。
摘みたてのブルーベリーの味は格別で、「今まで食べたどのブルーベリーよりも美味しい!」との声も。
活動の締めくくりにふさわしい楽しい時間となりました。

「疲れたけど気持ちが良かった」「自然の中で体を動かすのはすがすがしい」といった声も多く聞かれ、
作業の大変さの中にも達成感や心地よさを感じていただけた様子でした。

今回も皆さんの協力のおかげで、無事に充実した一日を終えることができました。
ご参加いただいた法政大学の学生の皆様、そして温かく迎えてご協力くださった地元農家の皆様、
ありがとうございました!