先週の強烈な寒波が嘘のように、今日は春の訪れを感じさせる暖かい一日でした。
暦の上ではすでに立春を過ぎていますが、実際の気候はまだ冬の名残があり、こうした陽気がとてもありがたく感じられます。
とはいえ、畑、道中にはまだ雪が残っており、強烈寒波の名残を感じさせる風景も広がっていました。

関越道はスキー場へ向かう車で混雑し、さらに途中で事故の影響もあって、現地に到着したのは11時近くになりました。現地集合の皆さんと合流し、いつものように軽く自己紹介を済ませたあと、作業開始です。
野菜を無農薬で栽培している農家さんの班
この班ではネギの種まきを行いました。
まず、育苗ポットに肥料を入れ、コテで表面を平らにならした後、小さな粒状のネギの種を
2〜3粒ずつ指で置いていきます。こうした細かな作業は、やはり小さな手のほうが向いているのか
今回の班は女性のみということもあり
スムーズに作業が進みました。皆さん集中しながら丁寧に種をまいてくださり
予定どおり無事に作業を終えることができました。
ありがとうございます。
■ ブルーベリー農家さんの班
午前中はブルーベリーの剪定作業を行いました。
農家さんから直接指導を受けられる貴重な機会であり、よいおやさいが管理するブルーベリー畑の剪定方法とはまた違ったやり方を教わりました。農作業には「正解がひとつではない」ということを改めて実感します。
微妙にやり方が異なり、それぞれの理論や工夫があることがとても興味深いです。
短い時間ではありましたが、非常に内容の濃い講習で、「この知識を教わるためにお金を払ってもいい」と思うほど
充実していました。皆さんボランティアとして参加しましたが、こちらが貴重な学びをいただいた気持ちです。
実際に農家さんから直接学ぶことの価値は大きいです。
お忙しい中ありがとうございます!
剪定をしていたら、途中で真ん中の枝同士がぴったりくっついているのを発見。
こんな風に枝が合体しているのは初めて。

葉芽(はめ)・・・新しい枝になる芽
先端が尖っているのが特徴

花芽・・・花が咲き、ブルーベリーの実になる芽
全体的に丸みを帯びた形

農家さんから教わった事を振り返りながら
熟考し剪定しています。

午後からは場所を移動し、前回作業したビニールハウスの片付けを行いました。
見た目は比較的きれいな状態でしたが、地面には葛がびっしりと張り巡らされており、引き抜くのがひと苦労。
まるで地下で絡み合う迷路のように根が広がっていて、植物の生命力の強さを実感します。
それでも、皆で協力しながら取り組み、最後にはすっきりと片付き、達成感を味わいました。

きれいに片付けていただきました。
ありがとうございます。

作業の合間には、農家さんからイチジクのアイスや飲み物、くるみの差し入れをいただきました。
今回、農家さんからいただいた殻付きのくるみを初めて見ました。
スーパーなどで売られているのは、すでに殻が割られた状態のものがほとんどで、加工されたくるみしか馴染みがありませんでした。
実くるみの殻はゴツゴツしていて、見た目はまるで小さな木の実のようでした。木の実なんですが、、、
そして、割るときの方法にも驚きました。
手で割るのかと思いきや、地面に力強く叩きつけると、パカッと割れて中身が飛び出してくるというワイルドな方法!
食べてみると市販のものとは違う、香ばしく濃厚な味わい。自然の恵みをそのままいただく贅沢を感じました。


本日の活動は
朝や夕方はは少し冷えましたが、昼間は本当に春のような陽気で、作業もしやすかったです。
農家さんから直接教わった剪定作業には、思っていた以上に細かいコツや工夫が必要で
ただ枝を切るだけではなく、来年、再来年とその先の成長を見越した判断が求められ、改めて奥深さを実感しました。
また、農作業の合間にふと感じる自然の美しさや、農家さんの優しさ、差し入れの美味しさなど、
小さな幸せをたくさん味わえた一日でもありました。
こうして土に触れ、自然と向き合う時間を持つことで、普段の生活では気づけないことに毎回気づかされます。
暗くなる前に現地集合の方とは解散し、東京組(和光市駅発)は、帰りは、いつものようにばんどうの湯で疲れを癒やして帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でした!!