東京から向かう車内から見える赤城山は、うっすらと雪化粧をまとい
冬の真っ最中といった風景が広がっていました。

スキーやスノーボードシーズンの到来により、関越道は少し渋滞しており
途中立ち寄った駒寄パーキングエリアでは珍しくトイレ待ちの列もできていました。
その影響もあり、現地への到着は午前10時近くとなりました。
到着後、現地集合の方も合流しいつものように軽く自己紹介を済ませ、
早速班に分かれて作業開始です。
ブルーベリー農家さんの班では、
前回に引き続きビニールハウス内の片付け作業を行いました。
今回の目標は、残り1.5棟分の片付け。
作業の前に、農家さんから栽培されているみかんをいただきました。
程よい酸味と甘さが絶妙で、作業前のエネルギーチャージにぴったり。
水分補給にもなり、皆の士気が上がります。

作業を始めると、ビニールハウスの扉が雑草に覆われ、開きづらい状態になるくらい
雑草が広がっています。

ベテラン参加者皆で手分けしながら、鎌やノコギリを使い、効率よく作業に取り組みました。
ハウス内では、葛のツルが地面いっぱいに広がり、切っても切っても次々と現れるほどの勢いでした。
「葛」は、世界で侵略的外来種ワースト100にも入る厄介な植物です。
その生命力の強さを改めて実感します^^;

もう一棟のハウス内一面に広がっていたのは、「引っ付き虫」として知られるセンダングサでした。
この植物の生存戦略は興味深く、作業中に衣服に無数に付着し、知らぬ間に広範囲へ拡散されてしまいます。
センダングサの種子には小さなトゲがあり、人の衣服だけでなく、動物にも簡単に引っ掛かります。
これにより、動物たちの移動に伴って遠くまで運ばれ、新たな場所で繁殖することができるので
その適応力と拡散の仕組みには毎回驚かされます。
ここで豆知識。
実は、不織布のマスクを使うと比較的簡単に取り除くことができますよ。


時間となり、作業を切り上げました。
キレイになりましたが、作業に夢中になり、ついついアフター写真を撮るのを忘れてしまいました。
すみません。。。
まだやり残した部分はありますので、次回に持ち越すことにします。
作業終了後に、ハウス周辺にある雑草の中から農家さんから教えて頂き「ハコベ」を発見。
春の七草の一つである「ハコベ」。
実は、万葉集にも「波久倍良(ハクベラ)」の名で登場しており、 これが現在の「ハコベ」の語源だと言われているそうです。 時代とともに「ハクベラ」が「ハコベラ」へ、さらに「ハコベ」へと転訛していったよう。
古くから日本人の生活に密接に関わってきた植物であることを改めて実感しました。
また、ビタミンやミネラルも豊富に含まれており栄養価も高い植物です。

一方、よいおやさい畑の班ではブルーベリーの剪定作業と、剪定した枝を機械で粉砕する作業を行いました。
初めて剪定に挑戦する参加者も多く、代表のアドバイスを受けながら慎重に枝を整えていました。
ブルーベリーの剪定作業では、不要となった枝を集め、それを活用し火を起こしました。
その火を利用した焼き芋を最後にいただきました。
作業後の温かい焼き芋は、ほくほくと甘く、作業の疲れを癒してくれるご褒美ですね。

時間となり、現地集合の方とは解散し
東京組(和光市駅出発)は、帰りはいつものように、よいやさいのキッチンカー出店場所
ドン・キホーテ吉岡店に寄りスムージーを頂いたあと温泉に寄り、疲れを癒やして帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でした!