北半球で一年でいちばん日が短い12月21日冬至のこの日。しっかりとした日差しが降り注いでいたおかげなのか、
想像していたほどの寒さは感じず(ただ、午後は日が暮れるに連れ寒さを感じました)
穏やかなスタートとなりました。
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ちなみに余談ではありますが…
冬至になぜ?柚子湯に入るのを調べてみると、まず体を清めてから幸運を
呼び込むという意味があり冬が旬の柚子は香りが強く、邪気を遠ざけるとも
考えられていたそう。また、実がなるまでに長い時間がかかることから
長年の苦労が実を結ぶようにという願いも込められおり
さらに、一説によれば、柚子湯は「融通が効きますように」という願掛け
冬至は「湯治」の語呂合わせだそうです。
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現地に到着し、集合場所へ向かうと、現地集合の方々とも合流。
軽く自己紹介を終えてから、二つの班に分かれて作業開始です。
ひとつめの班は、無農薬栽培の野菜農家さんのお手伝いです。
寒さから白菜を守る「頭縛り」という冬支度を行いました。
文字通り、白菜の上部を外側の大きな葉ごとひもで縛り、
包むことで、中のやわらかい葉を布団のように守ってあげる作業です。
この手間をかける理由は白菜の防寒対策にあります。
白菜は寒さを感じると体内のデンプンを糖分に変え、凍りにくい状態を作ります。
この性質により、寒さをしのぎながら甘みが増し、より美味しさがアップするようです。
実際やってみると葉をまとめて藁で縛るのは思った以上に難しく、
最初は葉っぱがばらばらになったり苦戦もしましたが、作業するうちに、
白菜がしっかりと包まれていき、達成感もありました。
もうひとつの班は、ブルーベリー農家さんのお手伝いで、ブルーベリーの剪定を行いました。
農家さんに直接教わりながら古い枝や伸びすぎた枝を切っていくのですが、
よいおやさいの畑とは違い、ブルーベリーの樹が落葉せず残っています。
品種はこちらの列のブルーベリーは、サザンハイブッシュ系で、まだ葉が落ちきっていない状態。
(調べてみると品種によっては、全く落葉せず冬でも常緑の状態の葉のブルーベリーもあるようです。)
葉が視界を遮ってよいおやさいの畑のブルーベリーと比べると剪定が難しく感じる作業になりました。
それでも慎重に悩みながらも農家さんの教えを守りながら
皆さん集中して枝を見極め、きれいに整えていきます。
根本の太い枝は、ノコギリで切ったり
細い枝は、剪定ばさみで枝を切り落とします。
畑の中には、花芽がぷっくりしたブルーベリーや
干しブドウのように乾燥したブルーベリーもありました。
お昼の時間となり、農家さんのご厚意で、群馬県でおなじみの登利平のお弁当と、畑で採れたミカンを頂きました。
畑のなかで味わうお弁当とミカンは、特別感がいっそう増して、とても美味しかったです。
ありがとうございます。
午後からはビニールハウスの片付けへ。
ハウス内には蔓性の植物である「葛」や太い竹のような雑草がたくさん生い茂っています
鎌で雑草を切り落としたり
樹木も根っこからなるべくスコップで掘り起こします。
なかなか手強い相手で全てを終えることはできませんでしたが、ベテラン参加者の力もあり、
時間内でビニールハウスの半分ほど片付けることができました。
ありがとうございます。
一方よいおやさいの畑の班では、赤城ICの近くにある畑へ向かい
ほうれん草や大根の生育を確認したり、ゆずの収穫を行いました。
作物の状態を確かめながら「もう少しで収穫だね」「ゆずが思ったよりたくさんある!」と話がはずみ、
自然のめぐみをリアルに感じました。
また、今年最後の活動ということで、畑の小屋の掃除と整理整頓も行いました。
「収穫したさつまいも・道具・物入れ」と分けてきれいに片付けると、気分もすっきりです。
おかげさまで来年の作業も気持ちよくスタートできます。
ありがとうございます。
各自の班が、時間となり、現地集合の方とは解散し、
いつものように「ばんどうの湯」で疲れを癒やし帰路につきました。
参加者の皆さん、大変お疲れ様でした!!
また、来年もよろしくお願い致します!