2024年11月2日(土)第6回耕作放棄地再生プロジェクト活動レポート

11月に入り、寒さが一段と強まる中、全国的に雨模様の一日
高速道路も雨の影響で速度規制がありつつも無事に渋川に到着。

現地の畑は曇り空に加えて小雨が降り、榛名山や赤城山は雲や霧にすっかり覆われて全く見えません。
時折、肌寒い風も吹き、秋の深まりを感じさせます。
畑のブルーベリーも紅葉が始まり、秋の彩りを添えていました。

そんな中、現地集合した参加者の皆さんと合流し、作業を開始です。
今回もメインはさつまいも掘り。1ヶ月前に掘り残したエリアがあり、
その残りをすべて収穫する計画です。

雨の影響で畑の地面はぬかるみ、滑らないよう足元に気をつけながらの作業。
まずは鎌を使って、さつまいもの茎を少し残して刈り取ります。

地面に敷かれた黒いマルチシートを丁寧に剥がしていきます。

今回使用したのは、新しい農機具「さつまいも掘り機」

先端が5本の刃になっており、通常のスコップよりも効率よく掘り起こすことができます。
見た目はシンプルですが、実際に使ってみると意外にも重量感があり、
力を込めて作業しなければなりません。
堀り機を地面に垂直に差し込み、体重をかけて押し込んだ後、
テコの原理を使って掘り起こすと見事にさつまいもが姿を現しました。

キレイに連なって取れたさつまいもや

ジャンボさつまいも。

珍しいL字形のさつまいも。
スーパーなどではまず見ない形なので、思わず笑ってしまいます。
畑では、こうして一つひとつに個性があって面白いです。

取り残しがないように、掘り起こした後もスコップで再度確認。地道な作業が続きました。

重労働のうえに雨具を着ているため、作業が進むにつれまるでサウナ状態に。
肌着も汗でびっしょりになりましたが、皆さんの協力で無事にすべてのさつまいもを収穫することができました。
参加者の皆様のご協力に感謝です。ありがとうございます。

お昼になると、キッチンカーのスタッフの方が用意してくださった絶品のチキンカレーが振る舞われ、
参加者の皆さんと一緒にいただきました。
スパイスの香りが食欲をそそり、ほっと温かいカレーが冷えた体に染み渡ります。

午後は、収穫後のさつまいもを前回同様、さつまいもについた土を洗い流し、小屋のテーブルの上で乾燥させます。

さらに今回は水菜も収穫しました。スーパーで売られている水菜より一回り大きく立派なもので、
参加者の皆さんにも持ち帰っていただけました。

人参も収穫。この人参も大小形が様々で立派に育っていました。

作業も終了し、雨脚も強まってきたため、
残りの時間は事務所に戻ってさつまいもを使った新メニューの試作に挑戦しました。
キッチンカーで販売予定のこのメニュー、参加者の皆さんにも試食していただき、率直な感想を集めました。
皆さんの意見を反映しながら、さらに改善を重ねて実際に販売する予定です。
(※ごめんなさい。お写真を取り忘れました。)

作業終了後は、いつものようにばんどうの湯で疲れを癒やし帰路につきました。
この雨の中、重労働にも関わらず参加してくださった参加者の皆さま、本当にありがとうございました。