2024年10月5日(土)第5回耕作放棄再生プロジェクト活動レポート

今回は、残念ながら終始
雨の中、さつまいもの収穫活動を行いました。

今回収穫したさつまいもは、
「紅はるか」と「鳴門金時」の2種類です。
畑一面に広がったさつまいものツル。
2つの品種のさつまいものツルは勢いが良く、通路まで伸びています。

最初の作業は、さつまいもを取りやすくするため、長く伸びたツルを鎌で刈り取ります。

刈り取る際には、地上に少しだけツルを残すようにし、手作業で鎌を使って丁寧に刈り取っていきました。
皆さん顔なじみのメンバーでチームワークもありスムーズに進みます。

ツルの処理が終わった後は、畝に敷かれているマルチシートを剥がします。

マルチを剥がす際に地中のさつまいもを傷つけないように、
また、地中にマルチを残さないように、
シートの中央に切れ込みを入れてから、端を持ち上げて少しずつ剥がしていきます。

隠れていた土の色が現れ、いよいよさつまいもの一部分の姿が見え、次に、いよいよさつまいもを掘り出す作業です。
スコップを使ってさつまいもの周の土を丁寧に掘り起こしながら、根を傷つけないように慎重に進めます。

雨の影響で土が湿っているため、掘り起こしやすい反面、泥がまとわりついて作業が少し手間取りましたが、
それも収穫作業の醍醐味です。ツルを引っ張ると、次々とさつまいもが顔を出しました。

サイズも大小さまざまです。

さつまいもを切ると白い液体が出てきました。
調べてみるとヤラピンと言われるものだそう。

ヤラピンとは・・・糖脂質の一種で、皮の近くに多く含まれています。
熱に強く、焼いたり蒸したりしても変わりません。昔からヤラピンは緩下剤として知られ、
食物繊維と一緒に便秘を防ぎ、消化や腸の動きをサポートする働きがあるとする栄養素です。
ただし、その詳しい作用についてはまだ十分に研究されていないようです。

掘り上げたさつまいもは、軽く水で泥を落としてから、新聞紙を敷いたテーブルに並べました。
収穫したばかりのさつまいもはつやつやとしており、見るからに美味しそうです。

雨で濡れたさつまいもが傷まないか心配ではありますが、
しっかりと保管場所に移動し、ひとまず作業は無事に完了しました。

続いて行ったのは人参の収穫

人参も成長具合は良好で、葉が青々と元気に伸びており、
畑全体が生き生きとした雰囲気でした。

収穫した人参のサイズは通常のものから少し小ぶりのものまで様々でしたが、
どれもオレンジ色が印象的で、見るからに美味しそうな出来ばえでした。

人参は、今回参加されたの皆さんのお土産用です。

作業中の、人参の茎?枝?の上にアゲハ蝶の幼虫を発見。

鮮やかな緑色の体と美しい模様を持った幼虫静止しており、動く様子はほとんどありませんでしたが
その姿に見とれてしまいました。

きれいな丸みを帯びたフォルムほっとするひとときでした。

今回の収穫作業は雨の中で行われたため、普段よりも足元が滑りやすく重く感じ、泥で汚れる場面も多々ありましたが
参加者の皆さんが協力のもと、無事に作業を終えることができました。

本当にありがとうございます!!

今回もお土産がたくさんでした。
さつまいも、人参、しそ、長ネギ、唐辛子を参加者の皆様に持ち帰って頂きました。

帰りはいつものようにばんどうの湯へより疲れを癒やして帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でした!!