耕作放棄地再生プロジェクトの第一回目がスタートしました。
今週はじめ、台風1号の影響で活動予定日である6月1日は雨の予報が出ており作業ができるか不安でしたが
当日は晴天に恵まれ、最高気温は25度程度、風が心地よく感じられる一日でした。
現地集合の方々と合流し、いよいよ作業を開始です。
今回の作業は、私たちが管理している北上野ブルーベリー畑でのブルーベリーの移植作業です。
まずは、ブルーベリーの株の周りをスコップで根を傷つけないように掘り起こします。
前日までの雨の影響で、土が柔らかく入りやすくすんなりスコップが入ります。
ある程度掘り起こしたら、スコップをテコの原理で使ってブルーベリーの株を持ち上げ、
根に付いている土を払い落とします。
根の先端は細いですが、しっかりと成長しています。
この根は問題なさそうでしたが、コガネムシの幼虫を1匹見かけました。
コガネムシはブルーベリーにとっての天敵で、幼虫は根を食い荒らし、成虫は葉や果実を食害します。
他の株の根が侵食されていないか心配です。
掘り起こし後の空いた穴は土で埋め完成。
掘り起こしたブルーベリーの株は輸送するため、トラックまで運びます。
二人がかりでないと運べないほどの重さの株も。
作業中、隣接する竹林から竹が畑に侵食しているのを発見しました。
竹の根↓
竹は地下茎で繋がっているのでこんなに長いのも↓
その生命力の強さに驚かされます。
長いもので5〜6メートル以上も!
竹の根も硬いので除去するのも一苦労でした。
竹の根も除去し、参加者皆様の協力のお陰で
予定よりかなり早く作業を終えることができました。
今後、この畑を整備し様々なお野菜を育てていきます。
その後、よいおやさいのベースに戻り、
野菜栽培に関する多くの本を参考にしながら
今後の農地の耕作計画について参加者全員で話し合いました。
みんなでアイデアを出し合いながら進めていくのも楽しみですね。
話し合いを続けるうちに昼時となり、昼食の時間になりました。
今回のお昼ご飯はバターチキンカレーです。
今年から個人でカレーのキッチンカーを運営を予定されている
よいおやさいキッチンカースタッフの方が、試食会も兼ねてお店で提供するカレーを作ってくださいました。
バターの風味を感じながらも意外とさっぱりとした味わいで、非常に美味しく
何杯もおかわりする人もおり大好評でした。
午後は、ブルーベリーの株をよいおやさいの畑に植え替える作業を行いました。
まずは肥料づくりから始めます。
一輪車にピートモス(酸性の湿地帯の植物の堆積物が腐敗したもの)と
鹿沼土(軽石の一種である酸性の土壌改良材)を2:1の割合で入れ、水を加えて混ぜ合わせます。
ちなみに、ブルーベリーは酸性土壌を好むため一般的にはこのような組み合わせで肥料を作ることが多いです。
ピートモスと鹿沼土が均等に混ざるように何度もかき回すのは予想以上に大変でした。
肥料を混ぜている間に、植える場所にスコップで適度な穴を開け、その穴にブルーベリーの株を植えます。
この際に、隣のブルーベリーや通路の邪魔にならないように
ブルーベリー樹がまっすぐ上を向くように調整しながら肥料くわえます。
最後に肥料を足で踏み固めて完成です。
その他にもネギと里芋畑での草刈りも行っていただきました。
作業時間ぎりぎりまで、参加者の皆さまが頑張りのおかげで予定した作業を無事に終えることができました。
ありがとうございます。
現地集合の方も今回は一緒にいつものようにばんどうの湯で疲れを癒やし、そこで解散し帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でした!!
この耕作放棄地再生プロジェクトは、企業様からの寄付金を受け、皆様の協力により順調に進んでおります。
今後も引き続き、耕作放棄地の再生を進めてまいります。
活動報告をホームページでの紹介を楽しみにしていてください。