2024年12月7日(土)耕作放棄地再生PJ活動レポート
師走に入り、寒さがより一層厳しくなり、冷たい風が吹く一日でした。
渋川へ向かう関越道は珍しく渋滞もなくスムーズに進み無事に現地に到着。
現地集合の方と合流し作業を開始です。
まずは、午前中は都合によりよいおやさいが管理するブルーベリー畑での作業です。
今回はブルーベリーの剪定作業。
参加者の皆さんはリピーターが多かったものの、ブルーベリーの剪定が初めてという方も数名いらっしゃいました。
そのため、代表から直接剪定の仕方を教わりながら作業を進めました。
各自一本ずつ木を担当し、どの枝を切るべきか悩みつつも夢中に作業している様子が印象的でした。
代表の「剪定に正解はない」という言葉に安心したのか、皆さんのびのびと取り組んでおりました。
剪定の答え合わせ(成果)は、来年の収穫時期(例年6月下旬から7月下旬)にならないとわかりませんが、
今から楽しみです。
ちなみにこの畑には約250本のブルーベリーが植えられております。
ブルーベリー剪定前
ブルーベリー剪定後
どうでしょう。すこしスッキリしましたね。
今回切り落とした枝の量はこちら、250本中、約半分を剪定しただけでこの量です。
枝は、次回以降の活動の際に燃やすか枝チップに加工します。
作業中には、モズの早贄(はやにえ)を発見しました。
枝に刺さったイナゴ?を見つけて、小さな鳥の仕業とは思えない独特の生態に驚かされます。
「モズの早贄・・・モズという鳥が昆虫や小動物を木の枝やトゲに刺して保存する行動を指します。
この行動は、餌を後で食べるためや、自分の縄張りを示すためと考えられていますが、そのまま忘れられることもあるようです。」
昼食後は、場所を移動して耕作放棄地だった場所にブルーベリーを移植する作業を行いました。
この新しい畑は段々畑になっており、かつてはお米を栽培していた場所だそうです。
榛名山が林に覆われていて景観には少し残念でしたが
畑への日当たりが良いのでブルーベリーの成長には適した環境かと思います。
まず、キレイに等間隔になるようにスコップで土を掘り、ブルーベリーが埋まるくらいの穴を作ります。
肥料のピートモスと鹿沼土を用意し水を加え混ぜ合わせます。
ブルーベリーの樹を先程、開けた穴にブルーベリの枝が真っ直ぐの形になるように植えます。
ピートモスをブルーベリー樹に加えます。
最後に足でしっかり踏み固めて完成。
何回もこの作業を行っているリピーターの方が多かったため
皆さん手慣れた様子で作業もスムーズに進みました。
ご協力いただいた参加者の皆様、ありがとうございます!
その後、よいおやさいが管理するブルーベリー畑に戻り、大根の収穫も行いました。
同じ畑で育てた大根でも、場所によってその形や状態が異なります。
中には、ユニークでちょっとセクシーな形をしたものもあれば
スーパーで見かけるような真っすぐで整った形のものもあり、さまざまな姿を楽しめました。
初めてブルーベリーの剪定を経験した方から枝を切るのが楽しくて、夢中になっている方もおり
自然と向き合う楽しさを感じていただけたようです。
剪定という作業は単に不要な枝を切るだけではなく、ブルーベリーの成長や果実の実りを
より良いものにするための大切な工程です。その過程で、自然と対話しているような感覚を覚えたり、
自分の手で木の形を整えることで得られる達成感や心地よさを感じたりと、楽しさがあります。
また、自然の中で作業することで、季節の移ろいや木々の生命力を肌で感じられる点も、
大きな魅力ですね。
日が落ちる前に作業を終え、現地集合の方と解散し
東京組(和光市駅)はいつものように「ばんどうの湯」で疲れを癒やして帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でした!!!