2025年12月6日(土)法政大学ボランティア農業企画第5弾活動レポート
今回で第5回目となる法政大学農業ボランティア企画。
今回は初参加の方が多く、これまでの参加者とはまた違った、
少し緊張しながらも新鮮な空気が漂う雰囲気で活動が始まりました。
道中は渋滞もなくスムーズで、予定通り現地渋川へ。
空を見上げると雲ひとつなく、澄んだ空気に冬の日差しが気持ちよく、作業日和そのもの。
軽く挨拶を終えた後、さっそく別の畑(勝保沢圃場)へ移動し作業開始です。

里芋の収穫
今回は里芋がちょうど収穫のタイミングということで、学生みんなで畑に入りました。

はじめに、里芋の茎をなるべく根元の方から鎌などで切り落とします。

次にスコップで両側から土を起こしていくのですが、これが意外と力のいる作業。
特に女性の方には大変そうで、「掘るのってこんなに大変なんだ…!」と苦笑いしながら
も頑張ってくれました。

土がゆるんだところで茎をぐっと引き上げると、
親芋のまわりに小芋、孫芋がぎゅっとまとまって付いていて、
周りからひときわ歓声が起こりました。

一畝だけでコンテナ5杯ほどにもなり、立派な収穫となりました。
全部は終わりきりませんでしたが、みんなのおかげでたくさんの里芋を掘り上げることができました。
ありがとうございます。


午前の作業を終えてお昼休憩。
代表が、よいおやさいで育てた野菜をたっぷり使った手作りカレーとお味噌汁を用意してくださいました。
また、その他に午前中に収穫したばかりの里芋も蒸して学生の皆様に召し上がって頂きました。
畑の恵みそのままの味わいを楽しむでほくほくとした独特の食感が口いっぱいに広がり
皆さん自然と笑顔に。
自分たちの手で掘り上げた里芋を、その場で調理し味わうところまで経験したことで、
食材への愛着が生まれ、農作業の大変さと収穫の喜びをより身近に感じられる
時間になったのではないかと思います。


ズッキーニハウスの片付け
午後は農家さんの畑へ移動し、ズッキーニのハウスを片付ける作業。
主な作業は、マルチシートの撤去と散水ホースの回収です。

まずは、ズッキーニをマルチシートの上から株ごと引っこ抜きます。

次にマルチシートと散水ホースの剥がし作業。
マルチシートは地面に固定されているため、端を外しながら長い距離を少しずつ丁寧に巻き取っていきます。


途中でお化けズッキーニも発見。

散水ホースも、土に埋もれている部分を一本ずつ掘り出し、蛇のようにたぐり寄せる必要があり
見た目以上に力のいる作業でしたが、16人の大人数とパワフルな学生の皆さんのおかげで
作業はどんどん進み気づけばあっという間に片付いてしまいました。
農家さんは普段これをお一人でされているとのことで、その大変さを思うと本当に頭が下がる思いです。

さつまいもの収穫体験
ハウスの片付けがあまりにも早く終えたため。時間が少し余っでいたので
別の畑を案内していただくことに。
そこではさつまいもが育っていて、「持っていく分は自由に掘ってください。」と農家さん。
ありがたいご厚意です。

掘り方を教わり、学生さんたちが次々と挑戦。
畝によって育ち具合が違っていて、「なんでここの区画だけ小さいんだろう?」
「ここには、沢山さつまいもがなっている!!」など、
あちこちで会話が生まれていました。


最後には農家さんへの質問コーナーのような時間になり
学生の皆さんがそれぞれ気になっていたことを気軽に尋ねたり
農家さんのお話に耳を傾ける様子がとても印象的でした。

帰りには、掘りたての里芋とさつまいもをそれぞれ持ち帰っていただきました。
「こんなに持って帰れるんですね!」と驚かれ、笑顔で帰路につかれました。
今回も無事に活動を終えることができました。
参加してくださった法政大学の学生皆さま、ご協力いただいた農家さま、
ありがとうございました!!
