2024年10月19日(土)定例活動レポート

関越道での車両事故による朝から通行止めの影響で、鶴ヶ島出口付近で足止めを食らい
解除されたのが午前11時30分。
その後、渋川に到着したのは13時過ぎという
これまでの活動の中最も遅い到着となりました。

現地渋川は時折、雨もふりつつの曇天の天気

参加者の皆様には大変申し訳なく
車内で昼食を済ませた後、各班に分かれて作業を開始です。

大根の間引きも、畝に沿って丁寧に作業を進め、一つ一つの大根が成長しやすいように、
間隔を調整しながら抜いていきます。
大量に抜き取りました。

間引き大根

作業は16時頃まで続けましたが、すべてを終えるには至りませんでした。
それでも、参加者の皆様の協力でできる限り畑をきれいにすることができました。
お手伝いいただき、ありがとうございます。

人参の畑

大根の畑

一方、ブルーベリー農家さんの班では、予定していたブルーベリー畑のネット片付けが午前中に終了してしまったため
農家さんのブルーベリー畑を巡回し、作物の様子を見たり、お話を伺う時間となりました。

畑では、この時期に珍しくブルーベリーの花が咲いており、通常は4月頃に咲くものですが、
今年の暑さや雨が続いたりと不順な天候の影響で狂い咲きしたとのことです。
特に写真のサザンハイブッシュ系のブルーベリーでは、たまに見られる現象だそうです。

ブルーベリーの花(サザンハイブッシュ系のブルーベリー)

花芽も小さいながらも出始めています。

畑では他にも、カマキリの卵や、端に植えられたばかりの大根の芽も見られ、
自然の豊かさと成長の力強さを感じました。
その後、農家さんのご自宅で栽培されている美味しいイチジクとお茶をいただきながら、
昔話や作物にまつわるお話を伺い、楽しいひとときを過ごしました。
時間があっという間に過ぎ、名残惜しくもよいおやさいの畑に戻ることになりました。

カマキリの卵

※カマキリの卵(卵鞘らんしょうと呼ばれる)は独特の形状をしており、泡や麩菓子のようなフワフワとした見た目
触ると発泡スチロールより少し柔らかく、卵鞘内の空気が保温効果を発揮して寒さから卵を守ります。
1つの卵鞘には3〜5mmほどの小さな卵が100〜300個入っており、4〜5月に一斉に孵化するようです。
ちなみに孵化する数百匹のうち成虫になれるのはわずか2〜3匹で
幼虫時代に多くが他の昆虫に捕食されてしまうからです。

大根の芽
植えてから3日目だそうです。

今回もお持ち帰りがたくさん。
参加者の皆様には間引きした大根や唐辛子、シルバー人材の方が育てた「しいたけ」、畑でとれた柿
をお土産に持ち帰っていただきました。

今回の活動では、天候の不安定さや限られた時間の中での作業となりましたが、
それでも畑での自然の恵みを肌で感じることができました。
また、大根の間引きや雑草取りといった農作業は、一見地味ながらも、作物が健やかに育つための大切な工程であり、
その作業を通じて農業の奥深さや手間のかかる面を実感しました。

帰りには、いつもの「よいおやさい」が運営するキッチンカーに立ち寄り、
スムージーを楽しみながら温泉でリフレッシュし、帰路につきました。

参加者の皆様、大変お疲れさまでした!