暦の上では「処暑」を過ぎ、暑さがおさまる時期のはずですが
まだまだ暑い日が続くなかでの活動日となりました。
無事に活動場所、群馬渋川に到着し
現地集合の皆さんと合流してから軽く自己紹介を行い
班ごとに分かれて作業を開始です。
今回は3つの班に分かれての作業です。
ブルーベリー農家さんでの作業
「ブルーベリー」と「みかん」や「レモン」の木の周辺の雑草を刈り取りました。
畑から見える榛名山には雲がかかっていて全体を見ることはできませんでしたが
山の方では雨が降っているのかもしれません。
レモンの木
枝には鋭いトゲが生えているのがわかります。
みかんの木
柑橘類(レモンや柚子)の木には、一般的に枝にトゲがあるのが特徴ですが、
今回の作業で見た「みかん」の木にはトゲがありませんでした。
調べてみると、野生のみかんにはトゲがあるものの、
長年栽培されてきた温州みかんや紀州みかんなどの品種にはトゲがないようです。
今年の「みかん」の出来について、農家さんによると、昨年は豊作でたくさん収穫できたものの
今年は実があまりなっていないそう。
これは、隔年結果(おもて年とうら年)が影響しているからでしょうか?
隔年結果・・・みかんなどの果樹で見られる現象で、
収穫量が多い年(「表年」)と少ない年(「裏年」)が交互に繰り返されることを指します。隔年結果の原因
1つ目は、気温や降水量といった気象条件の変動で、これが花の付き方や実の数に影響を与えると考えられています。
2つ目の原因は、みかんの木の特性に関連しています。具体的には、前年に実をつけた枝は翌年に花を咲かせないため、
すべての枝に実がなると、その翌年には花が全く咲かなくなる可能性があります。
こうした自然と向き合う農業の難しさと奥深さを改めて実感します。
ブルーベリーの木にカラスウリが巻き付いていました。
見た目は可愛らしい縦じま模様でしたが、木に絡みついていたため、取り除きました。
「からすうり」の名前は、カラスが好んで食べるからや、
熟した赤い実がカラスの食べ残しのように見えることに由来しているそうです。
暑い中での作業でしたが、ベテランの参加者のおかげで無事に作業を終え、畑が綺麗になりました。
作業の後には、農家さんのお宅で栽培されているイチジクをいただきました。
普段はドライフルーツで食べることが多いのですが、生のイチジクを味わう機会はなかなかないので、
とても新鮮で美味しかったです。そのジューシーで甘い味わいに感動しました。
生のイチジクならではの魅力を堪能できたひとときでした。
自然農法畑での作業
自然農法を実践している団体が管理する稲畑で、雑草の草刈りを行いました。
自然農法では農薬や化学肥料を使わず、自然の循環を活かして作物を育てるため、
土を耕さずに草や虫と共存しながら農作業を行います。
手作業で稲の列ごとに丁寧に草を刈り取り、予定していた作業を無事に終えることができました。
よいおやさいの畑での作業
こちらの班では、雑草の草刈りや作物(枝豆、かぼちゃ)の収穫を行いました。
立派に育った枝豆やかぼちゃは、今回の活動に参加された皆さんへのお土産としてお持ち帰りいただきました。
作業終了後によいおやさいが運営するキッチンカーでブルーベリースムージーを楽しみました。
作業後のリフレッシュにぴったりで、皆さん大変満足されていました。
現地集合の皆さんと解散した後、温泉でゆっくりと疲れを癒してから帰路につきました。
参加者の皆様、暑い中大変お疲れ様でした!
次回もまた皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせることを楽しみにしています