2024年、年を明けてからの初めての活動日。
東京の朝は、あいにくの曇り空で天気が持つか心配の中での出発。
冬の真っ只中ですが、農業活動は年間を通して続きます。
この時期、群馬や新潟方面へ向かうスキーレジャー客の車で少し渋滞がありましたが
それでもスムーズに進行し、9時30分には現地に無事到着しました。
現地集合の方と合流し、今回は2班に別れての活動開始です。
田中さんの農家さんでの班では、ネギの種まき作業を行いました。
白いネギの種を丁寧に一つずつ、農業用プランターに3粒ずつ植える作業は、
集中力と細やかな注意を必要です。
寒い外での作業を快適にするために、農家の田中さんがたき火を用意してくださいました。
田中さんのお気遣いにより、体だけでなく心も温まりました。ありがとうございます!
途中、よいおやさい理事のスタッフも合流し協力により、
たくさんのプランターに種をまくことができました。
午後から雨や雪予報の為、田中さんのお気遣いもあり今回は、午前中で作業を終えました。
もう一方の班では、よいおやさい圃場での活動でした。
こちらでは、主にブルーベリーの剪定を行いました。
ブルーベリーの木々はすっかり葉を落とし、
休眠期に入っています。
その姿は何となく寂しげですが、同時に静かな哀愁も漂っている様子です。
ブルーベリーの選定は、様々な理由があります。
■大きくて美味しい果実の生産
過剰な枝や花芽を取り除くことで、
栄養が効率的に分配され、より大きく、甘くて美味しい実が育ちます。
■病気や害虫のリスク低減
枝を間引くことで、風通しと日光の当たり方が改善され、病気や害虫の発生リスクが減少し
また、病気や虫食いのある枝を剪定することで、植物全体の健康を保つことができます。
■樹形の形状の維時
適度な選定は、ブルーベリーが均等に成長するのを助け、
過密になりすぎるのを防ぎます。
夏になると葉も通路に伸びたりしたりするので
これにより、収穫しやすく、管理しやすい形状が保たれます。
■古い枝から新しい枝への世代交代
古い枝や弱った枝を取り除くことで、新しい枝の成長が促されます。
これにより、毎年新鮮で活力のある枝を持つことができ、長期的に豊富な収穫が見込めるようにします。
これらの要素を通じて、ブルーベリーの選定は健康で良質な収穫を確保するために
年間を通しても選定は重要な作業のひとつです。
多くの参加者が常連の方で、初めての選定作業ではない方がほとんどでしたが
皆、どの枝を切るか悩みながらもが終始集中して慎重に選定作業に取り組んでいました。
途中、「モズの早贄」と呼ばれるものを珍しい光景を目撃しました。
※参加者の方に教えて頂きました。
モズと呼ばれる可愛らしい鳥が捉えた獲物(虫)を木の枝に刺したりする行為で
冬の厳しい季節に食料を確保するための独特な戦略だそうです。
ただ、モズが忘れてそのままのこともあるそう。
人間ですと日常生活のどこに物を置忘れる行為に似ていますね 笑
人間も動物も忘れる点では同じなのですね。
他の作業では、ブルーベリーに与える肥料の運搬作業も行いました。
若い参加者が頑張って運んでおります。
こちらの参加者は淑徳大学白寄ゼミの学生様たちです。
キッチンカーで大変お世話になった白寄ゼミの学生ですが、4年生は卒業を控えており
そのキッチンカーでの役割を、3年生に引き引き継いで頂く形です。
今回は、キッチンカーの視察も兼ねて参加頂きました。
今後も「よいおやさい」と関わって頂き感謝です。
作業途中で焼き芋をいただく時間もありました。
焚き火でじっくり焼き上げたいただく焼き芋が非常に甘くて美味しい!
外でのたき火の温もりと、ほくほくの焼き芋の味わいは
シンプルながらも深い満足感がえられました。
寒くなりいつもより少々早く切り上げて
よいおやさいのベース(事務所)に向かい代表と学生が調理した
味噌汁を頂き、現地の方と解散しました。
今回は、ただでさえ冬の寒さが厳しい環境の中
途中で降り始めた雨や雪により、足元が悪くなる中での作業で困難を伴いましたが、
それにも関わらず参加者の皆さんが一生懸命に取り組んでくんで頂きました。
いつもありがとうございます。
帰りは、いつものようにばんどうの湯で疲れを癒やして
帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でございました。