2025年4月5日(土)臨時活動レポート
暑くもなく寒くもない、雲ひとつない澄みきった青空が広がる絶好の活動日となりました。
春の陽気を感じながら気持ちよく作業をスタート。
現地集合の方と現地で合流し早速作業開始です。
※下の画像は、ブルーベリーの花芽

よいおやさい管理の畑「湧玉」での作業
こちらでは主に人参の種まきを行いました。
すでに地元のシルバーさんに耕されていた畑だったため
まずは畝づくりから始めることになりました。

作業の最初は、畑に残っていた大きめの石を拾い集めるところから。
地味な作業ではありますが、
こうした小さな手間が後の作物の品質や成長につながるのだと思うと、
自然と手にも力が入ります。

その後、「田引き車(たびきぐるま)」という農具を使って、
畑の端から端までまっすぐにラインを引いていきます。

次に、堆肥を畝にまいていきます。
今回は鶏糞と化学肥料を使用。

レーキで堆肥がしっかりと土と混ざるように土をならします。

天鍬を使って土を掘り起こす作業は、全身を使う重労働でしたが、
そのぶん土の匂いや柔らかさ、手に伝わる感触がとても身近に感じられました。
普段、使わない筋肉を使うので3mやっただけでも一苦労。
いい運動になります。

少し踏み固めてから鉄パイプを使って溝を作り

そこに人参の種をまいて土をかぶせ、水をたっぷりとかけて作業完了。
シンプルな工程に見えて、実際は一つひとつの作業に細かな気配りと丁寧さが必要で、
あらためて「野菜を育てる」ということの奥深さを感じます。
※今回植えたのは「5寸人参」

続いては枝豆の種まきです。こちらは天鍬(てんぐわ)を使って土を掘り起こし、種を入れたあと土をかぶせて完了。
人参よりも工程はシンプルですが、それでも一列一列をまっすぐに整える作業には集中が必要でした。

作業が順調に進みおかげさまで、予定していた種植えの作業を午前中で終えることができました。
ありがとうございます。

午後は別の畑へと移動しました。
こちらでは、先日の大雪の影響で雪の重さで畑に倒れた「杉の木」の撤去から始めました。
推定、15Mくらいでしょうか?
倒れるのが作業中ではなく本当に良かったです。

とても運べる重さではないので
シルバー人材センターの方がチェンソーを使って杉の木を一定の長さに切り分けていきます。

見た目よりもずっと重たく、小さく切られた杉の木も持ち上げるのにひと苦労。
運び終えた木は、自然素材を生かして即席の「椅子」として活用されました。
自然の有効活用。

その後、隣りにあるほうれん草畑に移動し、雑草取りと収穫作業を行いました。
同じ畑でも場所によって生育状況が異なり、大きく育ったものだけを見極めながら収穫します。


雑草と絡み合っていることも多く、一緒に引き抜きながら作業を進めました。
※収穫したほうれん草は、参加者のお土産です。
収穫したほうれん草はみずみずしい様子で「おいしそうなほうれん草!」という感想や
このほうれん草を「どうやって調理しようか?」と楽しげな声も。


そのほかの畑では、下仁田ネギやとうもろこし、バジル、パセリなども植え付けました。
今回は種まきを中心とした作業が多い一日でした。
種をまくという行為は、これから始まる野菜の成長の第一歩であり
作物栽培ののスタート地点でもあります。
畝を整え、土をならし、小さな種をひとつひとつ丁寧にまいていくうちに
「この小さな作業が、やがて立派な野菜に育っていくのだ」と思うと、
不思議と手にも気持ちがこもり、やりがいを感じるようになっていきます。
これから芽が出て、成長していく様子を見るのが楽しみです!!
作業終了の時間となり、現地集合の方とは、現地で解散し
東京組(和光市駅発)は、いつものように「ばんどうの湯」で疲れを癒やし、帰路につきました。
参加者の皆様、大変お疲れ様でした!!!